約 1,154,113 件
https://w.atwiki.jp/nijiuranf/pages/11.html
「」達が適当に遊んでるNAVYFIELDというゲーム。 適当に遊んでるだけなのでとりわけ目標やらルールやらは無い。 本当に、適当。可憐な人が来なくても泣かない。 あとオナニー。 さらに裏でeroge。 あるいは黒子さんといちゃつく。
https://w.atwiki.jp/mahjlocal/pages/2375.html
読み うらすて 種別 その他のローカルルール 別名 解説 全員が一局に一回だけ牌を裏返しにして捨てることができるルール。 この牌を他家はロンしたり鳴いたりすることは出来ず、フリテンにもならない。 例えば、一萬四萬待ちのリャンメンで、一萬を裏牌で捨てて四萬で上がるなどのことができる。 成分分析 裏捨ての37%はお菓子で出来ています。裏捨ての31%は努力で出来ています。裏捨ての29%は呪詛で出来ています。裏捨ての1%は欲望で出来ています。裏捨ての1%は知恵で出来ています。裏捨ての1%は心の壁で出来ています。 採用状況 参照 闇夜の戦 1000点を場に供託することで点数の許す限り裏返して捨て牌出来るルール。 裏伏せ立直 御隠居します インシュランス 外部リンク
https://w.atwiki.jp/rmao/pages/9.html
裏技・小ネタ RMAO、まおにゃんをゲットする裏技 準備 サボリを覚えているNEET デスブリンガー 「つうほう」「mixiいんたい」を覚えているNEET必須 (失敗した時の保険) めんぼう(失敗した時の保険) 中学生は連れてこないこと(途中レイプされてバグる可能性あり) デスブリンガーを使う前にまずライブラを使って相手の属性を確認すること。 にしぐちのみち(まおにゃん) B-ZONEの扉で波乗り 下に30歩(階段を降りる) ここで、適当に目があった人に「なぁライノ行かね?なぁライノ行かね?」 と大声で話しかけます。 左に150歩 そしたらちんぽちんぽすればおk RMAOの倒し方 魔法剣「通報」をかけた後「みだれうち」で攻撃。 RMAOデータ HP 191919 MP 7200 攻撃パターン 臭い息→アンリトミックレイor補導弾→臭い息→上野毛最後の日 のローテーション ダメージを与えると、物体mmmで反撃してきます(9999固定ダメージ、回避不可) 入手アイテム 盗 通常:レッドジャケット レア:マオバイブ 落 杏里汁 隠しダンジョン「RMAOの地下宮殿」攻略法 事前準備-アイテム「幻の綿棒」入手方法 入手法:ワールドマップ最南端の洞窟(「ビーゾーンの紋章」が必要)にいる"綿棒王"ハジメ・シノハラ話しかけると、「綿棒の欠片」×3と交換してもらえる。 ダンジョンへのアクセス RMAO邸へ行くと、RMAOが「親がいるから入ってくんな」と追い出されてしまう。 ここで、一旦ワールドマップに戻ってから再度RMAO邸へ行くと、RMAOがいなくなっており、入れるようになる。 まずは以下の手順を踏み、3つの「綿棒の欠片」を手に入れよう。 1.RMAOの部屋に入る→ベッドの下を探すと「綿棒の欠片」を入手。 2.トイレに入る→センズリをこくとトイレットペーパーが出現→全部巻き取ると「綿棒の欠片」を入手。 3.ニンテンドーDSを調べる→タッチペンを調べる→「綿棒の欠片」を入手。 「綿棒の欠片」を「幻の綿棒」と交換してもらったら、RMAOの部屋の床を調べる。 すると、「臭い扉」が出現し、調べると「丸い小さな鍵穴」がある。 ここに「幻の綿棒」を挿し込むことで「臭い扉」が開放され、地下宮殿へ行けるようになる。 宮殿のモンスターデータ等は調査中。追って報告します。 by Lolita-XXX-Movie
https://w.atwiki.jp/urarennmei/pages/18.html
ここでは初期メンバーの大蛇丸について教える。 生きる伝説である。
https://w.atwiki.jp/madomagi_cokkie/pages/29.html
裏クエスト ある一定の合計生産力に達せば、魔女と戦うことができるクエスト。 魔女を撃破すればアイテムが出現できる。一部のクエストを開放するには叛逆のまどマギクリッカーのクリアが必要。 裏クエスト一覧 クエスト名 入手できるアイテム 捕らわれたサブキャラ 条件 備考 影絵杏子を撃破せよ 影絵杏子混濁の赤ソウルジェム - 佐倉杏子の合計生産力が27,000必要 影絵マミを撃破せよ 影絵マミ混濁の黄ソウルジェム - 巴マミの合計生産力が100,000必要 影絵さやかを撃破せよ 影絵さやか混濁の青ソウルジェム - 美樹さやかの合計生産力が45,000必要 影絵ほむらを撃破せよ 影絵ほむら混濁の紫ソウルジェム - 暁美ほむらの合計生産力が2,000,000必要 影絵まどかを撃破せよ 影絵まどか混濁のピンクソウルジェム - 鹿目まどかの合計生産力が12,500,000,000必要 おめかしの魔女 キャンデロロを撃破せよ キャンデロロ変身の黄ソウルジェム - 巴マミの合計生産力が180,000必要 黒の魔法少女 呉キリカを撃破せよ 呉キリカ変身の青ソウルジェム - 美樹さやかの合計生産力が80,000必要 白の魔法少女 美国織莉子を撃破せよ 美国織莉子変身のピンクソウルジェム - 鹿目まどかの合計生産力が22,500,000,000必要 武旦の魔女 オフィーリアを撃破せよ オフィーリア変身の赤ソウルジェム - 佐倉杏子の合計生産力が50,000必要 此岸の魔女 ホムリリィを撃破せよ ホムリリィ変身の紫ソウルジェム - 暁美ほむらの合計生産力が3,750,000必要 絶望の魔女 宇宙の絶望を撃破せよ Magia(グリーフチャーム) - 5人の魔法少女がそれぞれ130人以上必要 ある宇宙の結末 終死の理を撃破せよ 終死の理カラフル - 5人の魔法少女がそれぞれ200人以上必要 くるみ割りの魔女の手下ほむら使い魔を撃破せよ ほむら使い魔and I'm home - 5人の魔法少女がそれぞれ250人以上必要 叛逆のまどマギクリッカーをクリアする 生まれぬ魔女 半魔女ほむらを撃破せよ ******未来 - 5人の魔法少女がそれぞれ300人以上必要 ******を撃破せよ ************ - 5人の魔法少女がそれぞれ400人以上必要 ******を撃破せよ ************ - 5人の魔法少女がそれぞれ500人以上必要 ※5人の魔法少女だけを使って裏クエストを16個クリアしても実績はありません。
https://w.atwiki.jp/tari/pages/17.html
裏ページへようこそ 裏ページとは、ゲームの邪道技。すなわち裏技が書いてあります。 裏技 鬼ごっこに関する裏技 最後のステージで止まっていると前から詰まり、最終的にはゲームオーバーする。 これを応用して、詰まり始めたら動いて、最後の敵が行ったら、 魔王(ニワトリ)のところに行く。 ちなみに一番詰まらない場所は左から2番目です。
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/26.html
虹裏 作品情報 ふたば☆ちゃんねる http //www.2chan.net/ エンジュメイデンwiki http //www45.atwiki.jp/enjumaiden/ 58枚 虹裏 イタイさん おじさま おじさまカオス01 おじさまカオス02 おじさまカオス(あつしハウス差分)01 おじさまカオス(あつしハウス差分)02 がおる きたいちゃん キミキスさん(475x328) キャー子 ざみぃさん にゃいにゃい01 にゃいにゃい02 ニヤコラ パンダ(パンダスレ) ベア子 まつやん もょもと ヤクイさん01 ヤクイさん(320x240) わはー01 わはー02 伊勢乃宮霧 額ちゃん 管理人さん01 管理人さん02 気体ちゃん 芯機体ちゃん 陛下01 陛下02 赤提灯01 赤提灯02 大銀醸 蛇苺 虹裏-dat シルクちゃん 虹裏-img あせやん 虹裏-jun ラジあき(黒百合ちゃん) 順ちょうタン 副店主の雨 虹裏-OS娘 Me01 Me02 We(初島妙子) XP pro ビスたけ ビスたけ Xbox360 鯖 虹裏-エンジュメイデン 螢光燈 我竜蛇 黒耀石 青天井 品紅 木苺 薔薇水晶 白妖石01 白妖石02 虹裏-スエヒロガリ だついさん 虹裏-てすとjun ちんじゅう まえかちゃん
https://w.atwiki.jp/picnic/pages/21.html
この企画は、ふたば☆ちゃんねるの二次元裏板、通称「虹裏」の キャラクターを使用したカードゲームを作るという目的で立てられています。 以前、虹裏のカードゲームが作られたことがありましたが、 それは単純なカード形式のもので、おそらくは独り身であろうとしあき 達に受け入れられるものではありませんでした。 その点を踏まえ、CPUとの対戦形式をとったカードゲームのソフトを 作ろう、というのがこのスレの趣旨です。 (以前作られた虹裏カードゲームについては ふたば倉庫 ttp //kazumi386.org/~nijigen/ を参照。現在ログイン規制されているが、誰でも入れる) その活動は、このページではなく虹裏のmay,jun,novに立てるスレで 行われます。現在、まだ戦闘等のシステムが不十分でゲームをプレイする ことはできませんが、ゲームの仕様についての意見やカード絵等の募集を行ったりもしているので、どうぞ気軽に参加してください。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/52559.html
【検索用 ももいろのかき 登録タグ 2023年 VOCALOID YouTubeミリオン達成曲 いよわ も プロジェクトセカイ カラフルステージ! ミリオン達成曲 人間 初音ミク 巡音ルカ 曲 曲ま 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント セカイver.(3DMV) バーチャル・シンガーver. 作詞:いよわ 作曲:いよわ 編曲:いよわ 唄(セカイver.):桃井愛莉(CV.降幡愛)・巡音ルカ・花里みのり(CV.小倉唯)・桐谷遥(CV.吉岡茉祐)・日野森雫(CV.本泉莉奈) 唄(バーチャル・シンガーver.):初音ミク 曲紹介 曲名:『ももいろの鍵』(ももいろのかぎ) ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に登場するユニット「MORE MORE JUMP!」への書き下ろし楽曲。 セカイver.(Am↔︎Cm)からキー+4するとボカロver.(C#m↔︎Em)になるんですがどちらのキーもお気に入りです(いよわのTwitterより) 2023年9月14日、バーチャル・シンガーver.が自身8曲目となるミリオン達成。現在ボカロオリジナル曲でミリオンを達成している曲の一つである。 歌詞 (piaproより転載) 泣いてるの?怒ってるの? 幼い声が問う 心配いらないよ 笑えてるよ 返事は宙に浮くだけ あの日描いたもの 夢の色 しだいに濃くなる 1人じゃないことも分かってるよ 横を見ている ふと振り返る 遠くなっていく分かれ道はまるで ジオラマに馴染んだ思い出のよう いざなったクローバー この場所を選んで 輝くステージに立っている 共に行くあなたの手 掴んだその手が 痛くないようにと願っているから かじかんで かじかんで その度に温めて 煌めくライトも 落ちる影も 全て愛していたいから 泣かないで 泣かないで そのために側にいる 震える指にこの手を添えて 今 鍵を開けるまで やがて背負うもの 託す音 輪郭は濃くなる 1人じゃないことも分かってるよ 前を見ている ふと振り返る 見えなくなっていく分かれ道はまるで 写真立てにしまった記憶のよう いざなったクローバー その葉を手に取って 新たなステージを待っている 共に行くあなたの目 見つめたその目の 星が褪せぬように願っているから 眩しくて 眩しくて その先に手を伸ばして 触れたものも受けた傷も 全て憶えていたいから 負けないで 負けないで そのために側にいる 隔たりの奥 見えない世界まで 届いてほしい夢 泣いてるの?怒ってるの? 幼い声が問う 心配いらないよ 笑えてるよ 返事を歌にして届けていく 今 微笑んで 微笑んで 優しさをその頬へ 煌めくライトも 落ちる影も 全て持っていくから 乗り越えて その先へ ただ前へ歩いていく 震える指にこの手を添えて 今 鍵を開ける 錆び付いていても消えない色で 今 ドアを開ける コメント 歌詞もリズムもメロディーも全部好き(*´ω`*) -- 名無しさん (2023-05-16 22 46 12) ↑それな モモジャンといよわさん神 -- 名無し (2023-05-18 21 53 31) ずっとフル待ってたからめっちゃ嬉しいいいい!これからリピ確やな。 -- 名無しちゃん (2023-06-02 06 55 55) これのmvを見て、女の子が泣くシーンで、その前に、ドアの先を見ていたところで、その未来の闇っていうのを目の当たりにして、女の子は泣いてしまったのかなっと思います。 -- 名無しさん (2023-06-02 21 18 54) 語彙力なしでごめんなさい -- 名無しさん (2023-06-02 21 19 19) 何回聞いても泣いちゃうわ -- むいん (2023-06-06 11 43 29) ここで出すのは違うかもだけどプロセカのこの曲のサビの♪微笑んでのとこのフリック気持ち良すぎる -- @味噌ダヨー (2023-06-16 21 51 47) 大好き -- 名無しさん (2023-06-17 18 20 05) いよわさんとモモジャンの相性が良すぎる、、、!‼ -- ユメピリカ (2023-06-23 19 41 26) 最強の曲 クライマックス ラスボス戦た -- 名無しさん (2023-06-27 17 44 30) ピアノとミクかさなっててよき -- ユウウツ霜 (2023-07-07 22 47 53) 温かくて優しくて綺麗な最高の曲…本当に大好きです。 -- あああああ (2023-07-22 09 10 43) ミクの声とメロディの相性抜群で切なさと怖さと希望が入り混じってて好き -- 名無しさん (2023-07-26 01 55 16) いよわさん節が飛び交っててとても好きです! -- 柊 (2023-08-15 15 33 11) ミクちゃんの声が優しすぎて心のなかで泣いた!! -- 桃色みかん (2023-08-17 17 31 53) モモジャンの明るい感じが曲に出てすごい… -- さくらもち (2023-09-07 22 56 31) 好き… -- 匿名 (2023-09-09 20 27 29) 百色ってこと? -- かじかんで かじかんで のとこめっちゃ癖になるわ (2023-10-01 23 48 00) セカイ版もバチャシン版もめちゃめちゃ好きで(FC粘着してるってのもあるけど)こればっかやってまう…… -- どこかの音ゲーマー (2023-11-10 15 08 46) モアジャンバージョンは優しいけど力強い声、ミクさんバージョンは不安定で消えちゃいそうな声が好き -- 名無しさん (2024-01-08 21 40 11) いよわさんの作る曲は上井曲だね! -- 名無しさん (2024-01-23 08 28 42) めっちゃいい曲なのに何かの間違いで変なサジェスト出るのが本当に残念。 -- 名無しさん (2024-01-26 12 47 44) 大好き -- 名無しさん (2024-02-21 08 52 09) Apple Musicで聴けるようになって嬉しい -- 名無しさん (2024-02-26 13 02 13) 儚くてきれいで曲調好き。ずっと聞いていられる曲 -- MORE MORE JUMP! 愛好家 (2024-03-29 17 59 53) MVの女の子が泣いてるとこすごく好き。てか全部好き -- 名無しさん (2024-04-05 00 40 09) このいよわガールズ一番好きだからエイプリルフールの名前判明まじで嬉しかった -- 名無しさん (2024-04-13 11 40 31) 傷つきながらも夢へ邁進する歌なのか、夢を諦めた傷を負いながらも今日を生きるため前へ踏み出す歌なのか。どっちかは良くわかんないけど、とにかく泣ける -- 名無しさん (2024-04-18 11 16 22) やっぱ良い曲や -- ゆか (2024-06-12 18 52 42) 最高の卒業ソング -- きなこ (2024-09-14 19 05 06) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/187.html
すれ違う理想と友情 その出来事は、『放送』が始まるより前まで遡る。 「はい皆、一旦きゅうけーい!」 南の街の、とある民家。 そこにぞろぞろと、5人もの少女達が入ってきた。 当然、そこに住人はいない。ただ、空き家というわけでもなく、ある程度家具も置かれている。 まるで、前に誰かが住んでいたのかと思わせるかのような雰囲気があったが、推測するにはそれ以上の証拠がなかった。 「結構立派な家ね……」 「私、ちょっとキッチン見てくるね!」 先ほど、声を張り上げたのはこの集団を先導する、所恵美。 部屋の広さに関心しているのは如月千早、我先にと奥へ向かったのは佐竹美奈子。 その後ろからは、松田亜利沙と高槻やよいが浮かない表情を浮かべ、ついてくる。 皆、思い思いに行動していく。そこに、殺伐としたものはない。 ここにいた少女達は皆、この『殺し合いの場』において、そんな行為に反抗する意思を持っていた。 (……まだ、油断できないです…チャンスを、待たないと……) ――少なくとも、表面上は。 やよいが浮かべた、苦々しい表情を見たものは、誰もいない。 それぞれの内に秘めた思いは、誰も知る事はない。 「所さん…ここでしばらく休憩って、言っていたけど」 「皆、結構疲れてるでしょ? それに、うちらが知ってる事も整理しなくちゃって思ってね」 一旦、民家に入って休もうと提案したのは恵美だった。 街までの道で合流した美奈子とやよい、そして市民プール前で合流した亜利沙。 特に亜利沙に言えたことだが、この異常な状況下で、皆疲労の色が見え隠れしている。 それに彼女達も、ここに至るまでに誰かと会い、何か経験したかもしれない。 一度どこかで腰を落ち着けて、そんな情報を共有するべきだと、彼女は考えていた。 「それに……もうすぐ、なんか発表とかあるらしいじゃん。備えとかないと」 そして、懸念していたのはそれだけではない。 恵美の言葉に、皆がぴくりと反応を示す。 「えっと……6時間ごとに、って言ってましたから、あと30分ぐらい…ですよねー」 「確か…死んだ人を発表する、って……」 場に、重苦しい雰囲気が漂う。 こうしている間にも、このイベントは進行している。 自分達のように反抗するものだけならいいのだが、正直、嫌な想像の方がいくらでもできる。 そんな事を考えてしまう状況、誰しも心中穏やかではない。 「………っ」 そしてここには、唯一それを現実として目の当たりにしている少女がいた。 俯く少女、松田亜利沙の顔色は悪く、ここに来てから何も喋れていない。 これからの事を考えるなら、自分の知る事を皆に言うべきなのだろう。 けれど、今に至るまでできないでいた。 市民プールの前で、4人に合流した時、ひどく消耗していた彼女に対し皆は気にかけた。 ここに来るまで、何かあったのか。誰か、出会ったのか、と。 そんな問いにさえも、口を開けられていなかった。 それだけ、彼女の知っている現実は、あまりにも残酷で。 「………?」 何より、彼女の前で言う事がはばかられた。 思わず彼女――如月千早と目があって、あわてて目を逸らす。 亜利沙が未だ自分が今までの事を話せないのは、彼女がいるからに他ならない。 自らが知っている『彼女の死』に、一番動揺するであろう人物は彼女だから。 それだけ2人は仲が良くて。彼女の中で、大きな存在になっている。 アイドル達の事をよく見ていた彼女には、それが辛い程によくわかっていた。 結局、合流したその時は口を閉ざす亜利沙を見て、主に恵美の提案の元、一旦保留という事になった。 薄汚れた制服。不自然な恰好。挙動不審に近い態度。 不信感を抱いてもおかしくなかっただろうに、そうせずに皆は彼女を気遣って。 亜利沙は、そんな皆に感謝の気持ちと、一種の負い目を抱いていた。 「松田さん」 そんな中、いきなり声がかけられる。 ハッとして顔を上げると、そこにはさっきまである程度距離があった筈の人の姿。 千早が、目の前にまで来ていた。 「あっ、あの」 「隣、失礼するわね」 慌てて何か声をかけようとする亜利沙を横目に、千早は彼女が座るソファの横に腰掛ける。 そして、流れる気まずい沈黙。 ここに来るまで、随分と挙動不審だった。 何を聞かれても、何を言われても。不思議じゃない。 「一つだけ、聞いてもいい?」 そして、言葉をかけられる。 優しく言い聞かせるかのような、穏やかな声。 あたりを見ても、美奈子はまだ帰っておらず、恵美とやよいは互いに何か話している。 2人は2人で、情報交換でもしているのだろう。他に、誰かが聞いているという事はなさそうだった。 亜利沙は意を決し、「はい」と返事を返す。 何を聞かれるのかは、分からないけれど。 「……春香に、会ったの?」 その言葉を聞いた瞬間、心臓をわしづかみにされたかのような感覚を受けた。 「っ!?」 「図星、みたいね」 突然言い当てられ、びくりと体が跳ね狼狽える亜利沙を見て、千早は息を吐く。 その表情は、憂いを帯びていた。 一体、何故分かったのか。息は自然と荒くなり、心臓はばくばくと暴れる。 「なっ、な……」 「確証があったわけじゃないのだけれど……。 少し、それに見覚えがあって。もしかしたら……って」 驚いて呂律も回らない亜利沙の事を、見つめる。 その視線は、彼女の顔よりも少し上を向いていて、それで気付いた。 (……あっ) 彼女は長い髪を束ねてはいるが、いつもは簡素な髪留めで済ます事が多い。 こうして、リボンを使う事自体まれで、可愛げのある赤いリボンが、目についたのだろうか。 決意の為につけていた、彼女の形見。 そうして、自らその形見を手にふれ。 「―――――!」 血の気が、さっと引いた。 そのリボンに、赤黒くにじんでいた――血にふれて。 「ちっ、違います千早さん!これは……っ!!」 思わずがたりと立ち上がって、弁解する。 その物音に、蚊帳の外にいた恵美とやよいがこちらに気付く。 言葉が、続かない。否定しようとしても、何も言えない。 血に染まった友人のリボンを見て、想像する事。 それは、違ってなどいないのだから。どう取り繕っても、言い訳にしかならない。 「……その……」 一転して、場がしんと静まりかえる。 気まずい雰囲気が、流れる。 何も喋ってはいないが、この態度と状況を見れば嫌でも察するだろう。 天海春香は、どうしたのか。出会ったとして、何故今ここにいないのか。 そして、こんな態度では勘違いされてもおかしくはない。 松田亜利沙が、天海春香を――― 「心配しなくても、疑ってなんかないわ」 そんな心を、見透かしたかのように。 挙動不審に狼狽える彼女に、千早は声をかける。 「あなたが……アイドルの事が大好きなあなたが、アイドルに手をかけるはずないもの」 「……っ!」 そして穏やかに紡いだ言葉は、亜利沙の言葉を詰まらせる。 当たり前、とでも言う程に彼女はあっさりと言いのけていた。 そんなの、この異常な状況ではどうとでもなるかも分からないのに。 「ねえ……話して、もらえないかしら」 そして、千早は口を開く。 彼女の方でも、最悪の可能性が頭を過り、それが否定したくても、否定できないでいて。 亜利沙の知る事が、残酷な事であるというのも薄々分かっていても。 「何が起きたのか……知りたいから」 大切な人の事から、目を逸らしたくはなかった。 「……!」 透き通るような、まっすぐな瞳を向けられて、亜利沙はぴくりと体をこわばらせる。 彼女の決意が、目の前に突き付けられているかのような。そんな錯覚を起こす。 「教えてもらったの。諦めない事、逃げない事を」 ちらりと、千早は横を見やる。 そこには、まだ2人が何を話しているのか理解しきれていない恵美の姿があった。 ここで終わろうと――逃げようとした自分を、止めた人。 彼女に感化されて生きると決意した以上、どんな現実でも受け止めて、それでも前へ進まないといけない。 「だから……教えて。あなたの、知っている事……春香に、何があったのか」 瞳が、より近づけられる。 千早の言った、『春香』という名前に、見ていた2人もぴくりと反応する。 まだ亜利沙は、直接春香にあったと明言したわけじゃない。 ただ、その反応は確実に何かを知っている。 「………ッ」 そして、それが言いづらいような、とても辛い事だと知るには十分すぎた。 恵美もやよいも、神妙な面持ちでそちらの方に目を向けている。 「ただいま~……あれ? 皆、どうしたの?」 そんなタイミングで、家の中の探索を終えた美奈子が戻ってくる。 妙に緊迫した場の雰囲気に、戸惑う。 話すべき仲間、4人はここに集まり、丁度良く舞台は整った。 「……分かりました」 そして彼女は、閉ざしていた口を、開く。 * * * 亜利沙が話し終えて、静まり返る。 彼女が見た事、全てを話し終えた。 とは言っても、そこまで多いわけじゃない。 ただ―――天海春香の死体を見た、それだけの事。 「そんな……っ」 不意に声を漏らしたのは、佐竹美奈子だった。 アイドルが、天海春香が、死んでいた。誰に、殺されたかも分からずに。 殺し合いなんてありえない。誰もしないんだと言う甘い考えを、淡々と打ち砕かれて。 息も震えるほどの、衝撃を受けていた。 「………」 恵美とやよいも、実際に死人が出たと聞いて何も感じないわけじゃない。 かつて仲間だった子が、仲間を殺した。 実際にそれを見たわけじゃなくとも、現状はそうとしか考えられず。 突きつけられた現実は、場を重くする。 けれど、彼女達はそれ以上に。 「……そう」 その事実を。 友人の死を聞かされた彼女の事を気にかけていた。 「千早……」 恵美が、ちらりとそちらの方をみやる。 気持ちうつむいていた彼女の表情は、思っていたよりは落ち着いている。 けれど、腕を握る手はぎゅっと強く絞められていて、震えていた。 「……誰が、というのは……」 「ありさが見た時には、もう……だから、分からないです…」 自殺なんていうのは、ありえない。 となれば、確実に殺した誰かがいるという事だ。 けれど、亜利沙は誰が手をかけたかというのまでは分からなかった。 どこかも分からない場所で親友が死に、誰のせいかも分からない。 その心中を深くまで察する事なんて、できやしない。 「……話してくれて、ありがとう」 それでも、取り乱す事はなく話し終えた亜利沙に声をかける。 そんな彼女の姿に、亜利沙は言葉を返すでもなく不安気な表情を浮かべる。 彼女もまた、親友が死んでしまった千早の心中ばかりが気にかかっていた。 表面上は冷静を保っているように見えるからこそ、不安を感じずにはいられない。 「……あのっ」 ふと、亜利沙は声を上げる。 そして、自らの髪を結んでいたリボンを解いた。 血で汚れてはいるが、まだところどころに鮮やかな赤は残っている。 「これっ、もしよかったら、千早さん、に…」 「私はいいわ」 これは千早にとって、親友の形見となるもの。 だから、彼女に託した方がいいと手渡そうとして、しかし彼女はそれを首を振って拒否する。 「あなたの、決意の表れなんでしょう? なら、あなたに使ってくれた方が……」 どこかぎこちない笑みを浮かべて、彼女にそのリボンをぎゅっと握らせる。 千早にとっても、亜利沙が説明をする中で、強い決意の元、それを持ち出した事は分かっていた。 その形見が、彼女に力を与えているのなら。それは、彼女に託していた方がいいのだろう。 「千早さん……」 「……っ」 その方が、あの子も良いと思ってくれるだろうから。 そう思った瞬間に、言葉に、詰まる。 彼女はもう、この世にいないのだと。 段々と、実感しつつある自身を感じていて。 「……ごめんなさい。すこし、外の空気を吸ってくるわね」 やがて彼女は、逃げだすように振り向き、去っていく。 「あ……っ」 それを止められる者は、誰もいない。 彼女がどれだけ辛いか、それを止めて、慰められもしない。 誰も、かけられる言葉も、呼び止める声さえも出せなかった。 そして、理由は単純にそれだけではない。 仲間が殺されていた。おそらく、かつての仲間の手によって。 それは千早ほどでないにしても、他の皆にも少なからず衝撃を与えていた。 千早がいなくなって、気まずい沈黙が流れる。 誰も何も、言葉を発する事すらできない。 先ほどまでの、仲間と共にいるが故のある程度希望に満ちていた雰囲気はどこにもない。 この先、どうなってしまうのだろう。自分達も、いずれそうなってしまうのだろうか。 誰が口に出すでもなく、そんな不安を感じずにはいられない。 「……ごめんね、亜利沙」 そんな空気の中で、一人声を出す。 「えっ?」 「辛かったでしょ、話すの。 それに、千早の事。気遣って、ずっと背負ってて、さ」 突然声をかけられて困惑する亜利沙をよそに、恵美は語る。 情報を伝えられて、皆、ショックを受けただろう。 けれど、それで心に傷を負ったのは伝えられた皆、だけじゃない。 この中で唯一、実際にそれを見て『しまった』子。 一番近くで、その絶望を見て。 合流して、ずっと悩んでいて。 「…ありがと。よく頑張ったね、亜利沙」 そうして今にも崩れ落ちそうな、彼女の頭を、撫でた。 「………っ」 俯いていた彼女の姿が、震える。 ここに至るまで、ずっと気張っていた精神がゆれる。 違う、褒められる事なんかじゃない。 「そ、そんな……ちがいます、ありさ、は、なにも……!!」 そう思いながら、視界がにじんでいく。 触れた優しさ、何もできなかった自分への不甲斐なさ。 色んな思いがまじりあって、胸の奥底からこみあげるものを押えきれない。 じわりと視界がにじんで、そしてぼろぼろと涙がこぼれだした。 「なにも、できなくて……っ! うぅ、うあぁぁぁっ…!! えぐっ、ひぐっ……!」 「おー、よしよしよし。ごめんね、そこまで思い詰めさせちゃって…」 止まらず、泣きじゃくる彼女を抱きしめる。 これからどうするか、なんて恵美にも分からない。 けれど、それでもなお目の前で思い詰めている仲間の事を見過ごす事はできなかった。 落ち着くまで、少しの間でも一緒にいてあげる。 やがて嗚咽も落ち着いてきた頃、恵美はちらりと美奈子の方を見た。 「よーし……ねぇ、美奈子」 「えっ、あ、何?」 「ごめん、ちょっと亜利沙とやよいの事任せていい?」 胸にうずくまる亜利沙の頭をポンとたたいて、美奈子にお願いをする。 この場では、美奈子が一番の年長者だ。頼るなら、彼女になるだろう。 まだショックの余韻の抜けない美奈子は、少し上の空といったようにうなずく。 それを見た恵美は、亜利沙を優しく座らせる。 「千早の事も、ほっとけないからさ。それじゃ、よろしくね!」 一人席を外した千早の事も、彼女はもちろん心配だった。 何と声をかければよいのか分からない、というのは彼女も一緒である。 けれど、だからと言って放っておくわけにもいかない。 一旦ここを置いて、千早の元へいこうとする。 「……恵美ちゃん」 「ん、何?」 それを、美奈子は呼び止める。 振り返ると、彼女は不安気な表情を浮かべていた。 確かに、今ここの一番の年長者は彼女だ。 年上として、少しはみんなの事を見ているつもりだった。 「無理、しないでね?」 だからこそ、そうやって、皆を気に掛けすぎる彼女の事が心配になった。 「………ん」 そんな美奈子の言葉に、はっきりとしない返答をする。 無理をするな。そういわれても、分かったとはっきり言えない。 今、無理をしてないといえば嘘になる。けれど、だからと言って仲間を放ってはおけない。 少しだけばつの悪そうな表情を浮かべた後、恵美も千早の行った方向へと向かっていった。 「……」 それを見送ると、美奈子は振り返り、この場に残った子達をみやる。 亜利沙は落ち着いたとはいえ、まだ情緒が不安定な部分がある。 やよいも、あれから険しい表情を崩せない。 そして、現実を伝えられて衝撃を受けているのは美奈子も同じだ。 (……ううん、私がしっかりしないと) そんな弱い心を、首をぶんぶんと振って追い払おうとする。 みんな、不安なんだ。 私が一番お姉さんなんだから、しっかりしないと。 そんな風に、自分を鼓舞する。 なによりも、このどんよりとした雰囲気が耐えられない。 このままじゃ、認めたくなかった『何か』を、認めてしまう。 いつも通りで、いないといけない。こんなのは、嫌だ。 ……いつも通りとは、何だろう。こんな時、『佐竹美奈子』はどうやって、皆を元気づけるだろうか。 重い空気の中で、何か焦りのようなものも感じる中、 ぴーんぽーんぱーんぽーん。 追い打ちをかけるように、それを始まった。 * * * 放送が流れ終わり、部屋の中にいる3人は一様に黙り込んでいた。 「うそ…なんで…そんな……!」 しんとした中で声が響いて、やよいは少し顔を上げてちらりとあたりを見渡す。 亜利沙はがたがたと震えて、頭を抱えている。 瞳は揺れて、唇まで真っ青に染まっている。 対して美奈子の方も、目の焦点が合っていないように思えた。 どちらも、精神的にかなり動揺しているようだ。 当然だろう。この事実には、彼女も驚愕を隠せないでいたのだから。 12人。この6時間の間に、死んだ人数。 おおよそ、全体の4分の1。考えていた以上に、早いペースだ。 やよいの思っていた以上に、このイベントに積極的になり、仲間を殺した人がいるのかもしれない。 かつての、仲間が。その事に哀しみを覚え、そして自分もそうである事に負い目を感じる。 けれど、その考えをやよいはすぐに振り払った。 たった1人生き残ると決めた以上、そんな事を思ってる暇はない、と。 口に出すこともせず、決意を固める。 「………ね、ねぇ」 ふと、誰かが口を開いた 何事かと俯いていた顔を上げると、美奈子が一歩前に踏み出していた。 ぎこちない笑顔で、額に浮かぶ汗をぬぐおうともしない。 無理に、自身を鼓舞しているようにも見える。 「皆……そんな、落ち込まないで、ね?」 こんな状況で励まそうとしているのだろうか。 けれど、それでどうにかなるような状態でないのは明らかだ。 事実、彼女自身も相当狼狽えている。 とすれば、彼女はどうするだろうか……。 そこまで考えて、はっとする。 ここにいる皆を元気づけようと、世話焼きの彼女が起こす行動。 丁度ここは民家で、時間も時間。なら、もしかすると。 運命の時は、近づいている。やよいは、心の中ではやる気持ちを抑え。 「……そうだ! もうお昼だし、何か食べようよ!私が作ってあげるから! お腹いっぱいになったら、きっと元気がでるよっ!」 ――来た。 その瞬間、やよいの心臓はどくりと反応した。 食材も、場所もある。時間も丁度、正午。こんな提案をするのは、必然だったのかもしれない。 そして、それは同時にやよいの持つ『武器』が使える、その瞬間でもあって。 「…そう、ですよねっ!私もお手伝いしますから、元気出してくださいー!」 やよいも声を上げ、その提案に呼応する。 その瞬間に、心がちくりと痛んだ。 自らの信念、家族の掟を、破る瞬間が近づいてきている。 信頼してくれている皆の事を、裏切る瞬間が近づいてきている。 それでも、やりとげる為に。偽りの言葉と、偽りの笑顔を浮かべる。 亜利沙は相変わらず、反応らしい反応がない。 12人もの、仲間が死んだのだ。 アイドルが、仲間が大好きだった彼女への、追い打ちをかけるかのような衝撃は、痛いぐらいによくわかる。 けれど、今はその方が都合がいい。 目ざとい彼女が万全な状態だったなら、こうやって自分を偽る事も見破られてしまいそうだったから。 「じゃあ、2人が帰ってくる前に食材の下ごしらえでもしよっか! さっき探してたら、ちゃんと色々あったんだよ! 腕、振るわないとね!」 やよいが同調してくれた事で、美奈子はぱぁっと笑顔を見せた。 焦っているか、錯乱しているかのような。 その姿は、やよいにもわかる程に無理をしている。 先ほど彼女自身が恵美に指摘した事が、そのまま今の彼女のような状態で。 けれど、それを指摘する事はない。それもまた、都合がいいから。 仲間の心配すべき状態を、都合がいいからという理由で、切り捨てる。 それだけじゃない。最終的には、殺すのだ。 食事に毒を仕込むという、一番、彼女の思い出を穢す方法で。 どれだけ、どれだけの罪を重ねても、彼女の悲痛な歩みは止まらない。 アイドルと、笑顔と、仲間を信じ抜こうとする松田亜利沙。 危うい中でいつも通りに執着し、そうあろうとする佐竹美奈子。 そして、たった一人生き残る為、心の内でその時を伺う高槻やよい。 彼女達がそれぞれ抱く『理想』は、致命的な程にすれ違う。 【一日目/日中/G-4 民家】 【松田亜利沙】 [状態]健康 、深い悲しみ [装備]天海春香のリボン、競泳水着 [所持品]基本支給品一式、不明支給品1~2 [思考・行動] 基本:笑顔の力を信じる。 1:??? 【高槻やよい】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(0~1)、青酸カリ [思考・行動] 基本:最後の一人になる。 1:焦燥。絶対に死ねない。 2:料理に、毒を仕込む……? 3:とにかく機会を窺い、慎重に動く。 【佐竹美奈子】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(1~2) [思考・行動] 基本:仲間と一緒に脱出っ、わっほ~い! 1:皆を元気づけるために、料理を振る舞おう! 2:不安。誰かと接していないと押し潰されそう。 3:みんなと一緒ならきっと何とかなるよね……? * * * 真上の太陽が照らす街中で、恵美は追いかける事も忘れ立ち尽くしていた。 彼女も、千早を探す道中ですぐに放送によって足を止められていた。 放送、12人の名前、死亡、禁止エリア。たくさんの情報が、頭の中で浮かんでは消えていく。 頭を抱えた。楽観的に考えていたつもりはなかったのだが、まさかここまで、だなんて。 「………?」 そんな中、恵美の耳に何かひきつるかのような声が聞こえた。 泣き声、だろうか。それが何か、すぐに思い当たる。 その瞬間に、恵美はその方向へと駆け出す。 まだ、整理はつかないが、今は近くの仲間の方が優先だ。 「……っ、う………」 走っているうちに、探し人はすぐに見つかった。 5人が入った民家から、そう遠くない道で。 千早は、へたりこんでいた。声をかけようと、後ろから近づく。 「どうして……あなたまで私を、おいて……っ!」 けれど、その伸ばした手が触れられる事はなかった。 後ろにいる恵美の事も気づく事なく、彼女は誰に言うでもなく泣き崩れている。 それに、かける言葉が見つからなかった。 「……っ」 伸ばした手が下ろされ、恵美は目を逸らす。 彼女が大切な人に先立たれる、という事は、これが初めてではなかった。 それは、彼女の中でも特に深刻な問題で、フラッシュバックしてしまえば、その衝撃は大きい。 他人の言葉で、癒せるものではない程に。 (…何やってんの、アタシ) 下ろした手を、ぎゅっと握りしめる。 沢山の仲間が死んで、目の前で仲間が悲しんでいて。 そんな中で、一体彼女は何ができた? この6時間の間、ただ殺し合いの実感も十分にないまま歩いていただけ。 それが自分の無力さを、まじまじと見せつけられているようで。ただ、歯痒さと自己嫌悪が頭の中を支配する。 かなしみに暮れる彼女の後ろで、今もこうして、何もできずに立ち尽くして。 かつて信じていた『友情』さえも、哀しい程にすれ違う。 【一日目/日中/G-4】 【如月千早】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、プラスチックのスティック [思考・行動] 基本:最後まで諦めない。皆で脱出する。 1:春香…… 【所恵美】 [状態]健康 [装備]灰皿 [所持品]支給品一式、ランダム支給品(0~1) [思考・行動] 基本:最後まで諦めない。皆で脱出する。 1:落ち着いたなら、千早を連れ戻したい、けど…… 2:自身に疑問と、嫌悪。 刻まれてる誓い 時系列順に読む かざはな 刻まれてる誓い 投下順に読む かざはな The Trojan Horse 如月千早 紳士の昼食会 松田亜利沙 佐竹美奈子 高槻やよい 所恵美 ▲上へ戻る